人はなぜ「飾る」のでしょうか。「装飾」、それは数万年以上前から、人類・人間が、明日への「希望と祈りの美」を創造する営みとして伝えられてきました。世界の装飾文化に深い考察を巡らせてきた、多摩美術大学名誉教授・鶴岡真弓氏を監修に迎えて開催する本展は、ヨーロッ パの「ケルト」装飾写本から、「世界文化遺産:北海道・北東北の縄文遺跡」の土器・土偶の数々、アイヌやナナイなど北方の民の精神世界を照らし出す衣装や宝飾品、さらには棟方志功の「板画」、そして「ねぶた」、と「西の極み・ケルト」から「東の極 み・日本」まで、珠玉の「装飾/文様の宇宙」を、鶴岡氏が提唱する「ユーロ=アジア世界」の広がりの中に輝かせます。

監修者のことば

――「ホモ・オルナートゥス(飾る人)」の発見――

私たち人類・人間は、「ホモ・サピエンス(知恵の人)」と呼ばれますが、「ホモ・ファベル(作る人)」であり、さらに輝く美を「生の営み」のなかに創り出してきた、創造的な「ホモ・オルナートゥス(飾る人)」として生かされてきました。

昔も今も私たちの「飾る営み」は、「身体」「服飾」「建築」「インテリア」「庭園」「環境」まで、聖と俗の両方の空間に連綿と創り続けられ、その営みは止むことなく再生され持続されています。

地球の生命が疲弊し、国際社会が昏迷する今、遥か、いにしえの人々が宇宙・自然に「生かされている」ことに感謝し創造した「装飾的思考」を、根源から発揮する時が来ているのではないでしょうか。

夏の朝に咲く朝顔の蔓草を文様にした人々。星の輝きを布に刺してきた先人たち。生きとし生けるものの死をも乗り越えていこうとする「装飾する魂」。それは人類の生き方が問われる現代にこそ、この地上で発揮され、新たな希望を創出する時を迎えていると思います。

鶴岡真弓

会期:2026年07月11日(土)~2026年09月27日(日)

※会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。

入場料■当日券
一般 1,700(1,500)円
大学生 1,200(1,000)円
18歳以下及び高校生は無料

※心身に障がいのある方と付添者1名は無料
※( )は20名以上の団体料金
※Webチケット等の販売はございません。

■前売券(ローソンチケット:Lコード22389)
一般1,500円
大学生1,000円

■セット券(装飾展+コレクション展)
一般2,060円、大学生1,320円
※当日券のみ
開催時間9:30-17:00(展示室への入場は16:30まで)
★7月18日(土)、8月15日(土)、9月19日(土)は20:00まで開館(展示室への入場は19:30まで)
休日 7月27日(月)、8月17日(月)、8月31日(月)、9月14日(月)
詳細情報 展示の詳細情報を確認する

青森県立美術館

住所 〒038-0021
青森県青森市安田近野185
入場料■コレクション展

一般 700円 560円
大学生 400円 320円
18歳以下および高校生 無料 無料
※展示内容により変更する場合があります。
詳細は公式サイトをご確認ください。
開館時間9時30分 – 17時(入館は16時30分まで)
休日 ※令和8年度展示替え等による休館日
4月13日 – 4月17日、6月22日 – 6月26日、9月28日 – 10月9日、12月24日 – 1月1日、2月13日 – 2月24日
公式サイト https://www.aomori-museum.jp/