2010年2月にプルータスビルが竣工し、1Fアートスペースに作品を展示させていただくことになって11年目を迎えました。年に2作品でしたので21作品目になります。
今回はステンレス線を縫い技法でボールにしたものを集合させてみました。
この技法を発見した時の喜びは今でも震えるほど嬉しいものでした。
「針金をグルグル巻けば出来るでしょ」などとおめでたいことを仰る方が殆どですが・・・。
大きいボールですと数万回3カ月位縫い続けます。10,000mは使います。
まあそれは兎も角この作品は大小のボールを雲に見立てて「遥けくも来つるものかは」の心境を表現したつもりです。
(熊井恭子)