スコットランド出身の医師ニール・ゴードン・マンロー(1863~1942)は、1891年、横浜に至り医業を営みながら考古学研究をおこなったほか、アイヌ文化にも関心を深め、1930年、研究活動の拠点を北海道の二風(にぶ)谷(たに)に移し、アイヌ文化を研究した人物です。
当館は、マンローがアイヌ研究の過程で作成した写真資料のほか、クマの魂を神の国に送る儀式(イヨマンテ)の映画フィルムを所蔵しています。

本展示では、それらの写真と映像を、マンロー自身が残したテキストとあわせて展示し、マンローが、当時のアイヌ文化をどのようにヨーロッパ社会に紹介しようとしていたのかについて考えます。また、撮影されている資料の大きさや素材を理解しやすいように、参考資料として、館蔵のアイヌ関係資料を展示します。

さらに、場内ではマンロー編集の映画「The KAMUI IOMANDE」の短編を上映しますので、あわせてご覧いただければ、より関心・理解を深めていただけることでしょう。

主な展示資料

映画フィルム(部分)
・北海道沙流川アイヌ風俗写真 〔パネル約10点、ガラス乾板(ネガ)〕
・北国の神秘を語るアイヌ写真帖
・アットゥシ(樹皮製の織物)の道具
(1) イシトムシプ(腰にあてる道具)1点
(2) トゥマムンニ(織られた布を巻き取る道具)1点
(3) ペカウンニ(横糸を通すために経糸を上げさせる道具)2点
(4) カマカプ(上下の糸を分離する道具)1点
(5) ウォサ(筬。経糸の位置を整える道具)1点
(6) ペラ(へら。横糸をしめる道具)1点
(7) アフンカニッ(横糸を巻く棒)2点
・捧酒箸(イクパスイ)
・クマ猟用仕掛け弓(クアレ)
・小刀(マキリ)
・花矢
・ござ
・物入れ(シントコ)など、さまざまな漆器
・マンロー編集の映画「The KAMUI IOMANDE」からキャプチャーした画像〔パネル5点程度〕
など計約30点(すべて当館蔵)

会期:2020年12月22日(火)~2021年05月09日(日)

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。
⇒ 来場時の注意事項を確認する

詳細情報 展示の詳細情報を確認する

国立歴史民俗博物館

住所 〒285-8502
千葉県佐倉市城内町 117
入場料一般 600円
大学生 250円
高校生以下 無料

※入館料は消費税込みです。
※企画展示は別料金です。 (総合展示もあわせてご覧になれます。)
※高校生及び大学生の方は、学生証等を提示してください。
※専門学校生など高校生及び大学生に相当する生徒、学生も同様です。
※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介助者と共に入館無料です。
※くらしの植物苑については公式サイトをご覧ください。
※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場できます。また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。
開館時間3月〜9月 9:30〜17:00
10月〜2月 9:30〜16:30
※入館は閉館の30分前まで
※くらしの植物苑については公式サイトをご確認ください。
休日 毎週月曜日(ただし休館となる日が休日にあたる場合は開館し、翌日を休館日とします。)
年末年始(12月27日~1月4日)
※8月10日(火)は開館
公式サイト https://www.rekihaku.ac.jp