スプラングは基本形3種と豊富な変化形をもつユニークな技法です。一つ一つはシンプルな作業の繰り返しですが、現れる布の表情は驚くほどに多種多様、そして自由自在です。3000年以上の歴史があり、かつてはユーラシア一帯、中近東、アフリカ、中南米など世界各地に広く知られていました。特にペルーアンデス地域では世界で最も複雑精緻なさまざまなスプラング裂が2000年以上前に作られています。
その特徴はまず、織と違ってヨコ糸を必要としません。上下2本の棒のあいだにタテ糸を一筆書きのようにセットして、隣り合う糸と糸を互いにからめたり交差させて布を作ります。上下両方の端から同時に編み目が仕上がり、伸縮性に富む、軽やかで透け感のある質感になります。また途中から自由に編み目を変えたり、斜め模様が簡単にできるなど、ほかの技法とはひと味違う魅力にあふれ、さらに素材、配色、糸の太さなどの組み合わせ方で豊かなデザイン表現が可能です。
それぞれの色とかたち、工夫をこらしたシンプルでユニークなスプラングのテキスタイルをご覧ください。
出品作品 マフラー、ショール、帽子、バッグ、フェルトアクセサリー
会場内でスプラング技法のワークショップもあります。10月31日(土)と11月1日(日) 13時から15時、定員各3名 糸代込3000円 事前予約/お問合せは等々力(penguinjirushi12@gmail.com)まで、お願いします。
