2025年3月17日より「SQUARE 染 textile 11」を開催いたします。
是非ご高覧下さい。
「染める」という行為を通じて、24名のアーティストが表現の境界を超えて繋がる展示会です。同じ規格の正方形パネルに、多彩な染色技法で個性豊かな作品を展開。布の奥深くまで染み渡る色彩や大胆な表現が織り成す魅力を堪能できます。また、作品に触れることで染色の技術や質感を体験できる企画もあり、新たな視点で楽しめる展示となっています。

レセプション&トークイベント — 山元桂子(ケイコロール)の色彩の世界

日時: 3月20日(木)16:00~18:30
場所: 会場にて
内容: 16:00~
山元桂子さん(ケイコロール)によるトークイベント&出品作家紹介

山元桂子さん(ケイコロール)は、伝統的な染色技術を現代の感覚で昇華させたアーティスト。国民的ドラマや映画の衣裳染色を手掛け、独自の色彩美で多くの注目を集めています。ブランド「ケイコロール」では、シンプルながら個性あふれる作品を展開し、現代の美意識に根ざした染色アートを提案しています。
今回のトークイベントでは、山元さんが自らの作品や染色に対する思い、技術的なこだわりについて直接語っていただける貴重な機会です。皆さまのご参加をお待ちしております! お気軽にお越しください。

◉ SQUARE染textile 11特設ページ http://textile-sq.com/pg61.html
 イベント概要、作家紹介など掲載しております。

素材

技法染色

作品販売応相談

荒 姿寿 / 石井 佑宇馬 / 怡田 勉 / 牛尾 卓巳 / 加藤 良次 / 小林 るり/ 佐藤 有花子 / 眞城 亜紀子 / 瀬藤 貴史 / 高須賀 活良 / 竹中 明子 / 舘 正明 / 田中 崇輔 / 玉井 佐知 / 早瀨 郁惠 / 藤沢 まゆ / 宮坂 省吾 / 森田 麻里 / 柳下 恵 / 山崎 広樹 / 山田 菜々子 / 山元 桂子 / 結城 日菜 / 渡部 直也

SQUARE染textileのはじまりの話                       

私が学生の頃は、「染織」と言っていたものが、今ではほとんどの場合、「テキスタイル」と表記される事が多くなりました。染めか?織りか? どちらか一つを専攻に決めなくてはいけなかった時代から、もっと自由に幅広く学べる時代へと変化していきました。
現在は、化学的な材料も、技法もマシーンも進歩めまぐるしく、素材も本当に多種多様となりました。そうやって、色々な物が複雑化し絡み合い、すばらしいテキスタイルの作品や製品が生み出されました。
しかし、日本各地、世界各地で常に開催されているテキスタイル関連の展示会をみると、染めか?織りか?ミックスか?という基準でいくと、一枚の布を「手仕事で染める」行為だけで作られる布が圧倒的に少ない気がしてなりません。
一枚の布に染める事は、布に物理的に厚みや凹凸を付けないで、色を布の繊維に染み込ませて紋様を付けることです。
それを見る事は3Dのように手前に手前に素材が出てくるのではなく、奥に奥に透視のように色を見る事です。
染め。そこから奥に広がる染料の美しい世界。
この、染めの世界にもっとスポットライトをあてたいとずっと思っていました。
2014年、ようやくその夢の第一歩として、
「SQUARE染textile展 1」を企画する事が出来ました。
①人の手で1枚1枚染める事
②染める以外に加工をしない事
③見に来て下さった方が染めを見比べやすいように、同じ規格のパネルに貼る事
この企画にあたり、以上3点を条件としました。
「潔く、染め抜く。染めた布の奥深さ。」
現代美術作家、染色作家、伝統工芸作家、という垣根を超えた、「染めに特化したSQUARE染textile展」を、今後も続けていけたらと考えています。  
2014年から始まり、今回で11回目の開催となります。

会期:2025年03月17日(月)~2025年03月22日(土)

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。

開催時間11時30分~19時(最終日は17時まで)
休日など 会期中休みなし
後援者協賛:銀座もとじ、㈱田中直染料店、日本テキスタイルデザイン協会
詳細情報 展示の詳細情報を確認する

ギャラリー檜e・F

住所 〒104-0031
東京都中央区京橋3-9-2宝国ビル4
公式サイト http://hinoki.main.jp