令和3年度は、「赤」をテーマに2回の企画展を開催します。第1回目は、天然染料や顔料で染めた「赤」を特集します。

元来「赤」は、太陽の色であり、火の色であり、体内に流れる血の色であり、生きていく根源なるものをあらわす色でした。そこに人は畏怖と畏敬の念を抱くと同時に、身近にその色を配したいと願ったと考えられます。情熱の色、祝いの色、魔を祓う色、祈りの色…、人々の願いが込められた色なのではないでしょうか。

本展では、茜、紅花、蘇芳、ラック、コチニール、ベンガラといった、古くから「赤」を染めるのに用いられてきた天然染料や顔料と、その染織品を展示します。また、群馬県内の遺跡や古墳から出土したベンガラによる赤彩がなされた土器や、天然痘除けや魔除けとして赤が使われた達磨や「赤物」と呼ばれる郷土玩具なども同時に紹介します。人々が赤い色に込めてきた祈りや願いに思いを寄せ、赤の力を感じていただく展示です。

会期:2021年06月05日(土)~2021年07月18日(日)

※会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。

休日 6月7日(月)・14日(月)・21日(月)・28日(月)
7月5日(月)・12日(月)
備考 ご入館されるお客様へのお願い
健康状態申告書に、お名前・連絡先電話番号等の記入をお願いします。
発熱や咳などの症状のある方の入館はご遠慮ください。
必ずマスクの着用をお願いいたします。
人と人との距離を確保するために、入館を制限させていただく場合があります。
消毒液(入口に設置)により手指消毒を徹底してください。
ご観覧の際は、他の方との十分な間隔・距離をお取りください。
ロビーの椅子は間隔をあけてご利用ください。
詳細情報 展示の詳細情報を確認する

高崎市染料植物園 染色工芸館

住所 〒370-0865
群馬県高崎市寺尾町2302-11
開館時間9時~16時30分(入館は閉館30分前まで)
休日 月曜日・祝日の翌日(月曜日が祝日の場合は開園し、翌平日休園)・年末年始
公式サイト https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2017082200011/