関島寿子|HISAKO SEKIJIMA

1966年津田塾大学英文科卒業。1970年代の後半にニューヨークで、工芸を概念的に扱う造形の動きに触発されて以来、新しいかご作りの旅を続ける。「かごは実用的にも素晴らしいものですが、中に空間を含んだ独特の容れ物の形態や組織の間の隙間などの「虚の空間」や構造の論理に、ある種の抽象的な美しさを感じます。素材や構造と形について分析的に考える楽しさは、年を経てますます増えていく気がします」


ギャラリートーク「創作された枝ー関島寿子の考える手」

*7月10日に予定されておりました本トークイベントの一般公開は、コロナ禍により中止となりました。7月11日(日)より、こちらにて録画映像を一般公開いたします。

公開日時:7月11日(日)11:00 – 7月31日(土)

【ギャラリートーク:録画配信】
https://www.youtube.com/channel/UC4HNOntDDGZfI2SQMOZHKoA

話すひと:関島寿子
対談:上羽陽子氏(国立民族学博物館人類文明誌研究部准教授)

関島さんの作品を見て、空間や構造に昂るひともいれば、哲学を散歩するひとがいます。一見、カゴのように見える関島さんの造形は、どこを出発点として何れへ向かっているのか。作り手である関島寿子さんの対談相手に、国立民族学博物館の上羽陽子さんをお迎えして、関島さんの仕事を通じてバスケタリーについて語り合い、テキスタイル研究と現代造形の交差点に注目したいと思います。

上羽陽子[うえばようこ]
国立民族学博物館人類文明誌研究部准教授。専門はテキスタイル研究。特にインドを対象として、つくり手の視点に立って染織技術や布の役割などについて研究。近年は、バスケタリーを通じた植物加工技術と生態資源利用の文化人類学的研究にも手を伸ばしている。著書に『インド・ラバーリー社会の染織と儀礼ーラクダとともに生きる人びと』(昭和堂 2006年)、『インド染織の現場ーつくり手たちに学ぶ』(臨川書店 2015年)、共編に『現代手芸考—ものづくりの意味を問い直す』(フィルムアート社 2020年)などがある。


VIEWING ROOM

オンラインでも主な出展品を日日ホームページよりお求めいただけます。

日日ホームページ内、VIEWING ROOM をご覧ください。
(7月5日月曜日 11時より公開予定)

会期:2021年07月02日(金)~2021年07月19日(月)

※会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。

備考 作家在廊:7月9日(金) - 11日(日)
詳細情報 展示の詳細情報を確認する

日日 gallery nichinichi

住所 〒602-0875
京都府京都市上京区信富町298
営業時間11時~18時
休日 火曜定休
公式サイト https://nichinichi.com/