日本人は古来、人生において婚礼や出産、年中行事などの祝いごとを行う日を「ハレの日」として大切にしてきました。つつましい日常生活を暮らす人々にとって「ハレの日」は特別なものでした。
本展では、婚礼をテーマに、館蔵品の中から大正、昭和期の婚礼衣装や嫁入り道具を中心にご紹介します。またおめでたい絵柄が描かれた絵画や玩具、吉祥文様が施された調度品や女性の装身具など、「ハレの日」にふさわしい品々も展示いたします。
嫁ぐ佳き日のため、ひとつひとつ心を込めて仕立てられた逸品の数々、親から子へ受け継がれた華やかでめでたき品々を、ぜひこの機会にご覧ください。
展示内容
ハレの日にふさわしい吉祥文様
佳き日に向けて
- 結納飾り
- 婚礼道具
ハレの日の装い
- 婚礼衣装
ハレの日を飾る
- 華やかな女性の髪飾り
香川に伝わるハレの日の風習
- 讃岐の嫁入り人形 高松張子
- 八朔の馬節句