2021年10月9日より埼玉の遠山記念館にて開催されている「織の世界に遊ぶ心―小林桂子の布創り—」展。すこし収まってきたとはいえ相変わらずのコロナ禍、遠方で見に行けそうになくて残念という方も多いかもしれません。そんな方たちに朗報です。テキスタイルファンならきっと嬉しい笹谷遼平氏撮影で展示内容をご紹介した動画がリリースされました。

世界の民族染織を染織技法の解説もまじえて、小林桂子先生自身作品を秋の遠山記念館の美しいお庭や邸宅と共に鑑賞してみてください。

小林桂子

織物作家。染織研究家。作品はボストン美術館に3点、ザ アート インスティチュウト オブ シカゴに6点、ロードアイランド スクールオブデザイン美術館に6点などに所蔵される。1970年、日本女子大学家政学部住居学科卒業。近藤忠商事にて住宅設計やインテリアデザインの仕事に従事。ここでテキスタイルデザインと出会う。1976年に渡米し、1981年にカリフォルニア美術工芸大学染織学科卒業。1983年、多摩美術大学大学院デザイン科修士課程修了。上野学園短期大学、武蔵野美術大学などで染織学の講師を務める。1993年に「日本古来の織物・染色についての研究と翻訳活動」により、五島美術館より「上野五月賞」を受賞。著作には『19世紀アメリカインディアンの染色』『龍村平蔵生誕百年展』などの図録解説執筆、『袱紗』『京都の近代染織』などの翻訳、季刊「げんりゅう」「手織りの仲間」などの連載がある。また織物作家としてワコールギャラリーなどで作品展を開催。

笹谷遼平

京都府生まれ。六字映画機構主宰。「カミカゼという名の塹壕」(My Rode Reel 2017 Best Japanese 賞受賞)「馬ありて」「山歌(サンカ)」など。ドキュメンタリーから劇映画、シナリオまで「自然の中で人間がいかに生きるか」をテーマに映画を作っている。

展覧会についての詳細はこちら

小林桂子先生に関する書籍