イネの茎を乾燥させた「稲わら」は、稲作をしている土地ならどこでも、米の副産物として昔はすぐ手に入りました。わらは、中が空洞になっているため保温性があり、身に着ける道具をはじめとして、断熱材や緩衝材・梱包材など、いろいろな用途や道具に使える“すぐれもの”。さらに使い終わって捨てる時には肥料として土に返すことができました。

また、身近な道具に使われる一方で、家々や地域に伝えられてきた神聖な祈りの場面にも、わらは欠かせないものでした。新しい稲わらで神様の祠を作ったり、新たな年を前にお正月用のしめ飾りを作ったり、毎年の収穫のたびにもたらされるわらは、新しい生命力を象徴し、神様に供えられる尊いものでもあったのです。

この展示では、身近にあったわら細工をもとにして生まれた、祈りの形としての様々なわら細工としめ飾りをご紹介します。展示資料から、精巧に作られたわらの手仕事の美しさもあわせて感じ取っていただければ幸いです。

会期:2020年09月11日(金)~2020年11月25日(水)

※会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。
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入場料常設展料金でご覧になれます。
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福島県立博物館

住所 〒965-0807
福島県会津若松市城東町1-25
入場料■常設展観覧料
一般・大学生 280円
20名様以上の団体 220円
小・中学生、高校生 無料
(※展示室以外を利用するための入館は無料です。)

■企画展観覧料
内容に応じて別途設定します。詳しくは企画展のページをご確認ください。
※2020年度より、企画展観覧券で常設展もご覧いただけるようになりました(会期中有効)。
開館時間9時30分~17時 (※最終入館は16時30分まで)
休日 ・毎週月曜日
 月曜日が祝日または振替休日にあたる場合は開館とし、翌火曜日を休館日とします。

・祝日の翌日
 祝日の翌日が土・日にあたる場合は開館とします。

・年末・年始
 12月28日~1月4日は休館します。

・館内整備休館日
 2022年度は館内整備のため、6月28日(火)、12月20日(火)を休館します。
開館日  ゴールデンウィーク期間中及びお盆期間中は無休です。


 【2022年度の臨時開館日】
 5月6日(金)、8月12日(金)、11月4日(金)
公式サイト https://general-museum.fcs.ed.jp/