竹工芸における重要無形文化財保持者(通称:人間国宝)には現在、栃木県在住の勝城蒼鳳(かつしろ そうほう 1934-)と藤沼昇(ふじぬま のぼる 1945-)の二人が認定されています。人間国宝の制度が始まって以来、竹工芸において一県から二名が認定されるのは初めてのことで、本県の竹工芸の水準の高さを示しています。本展では両氏を中心に、栃木の竹工芸の源流ともいえる二代飯塚鳳齋(いいづか ほうさい 1872-1934)や飯塚琅玕齋(いいづか ろうかんさい 1890-1958)、歴代の人間国宝、さらに全国で活躍している作家まで、約100点の作品により、海外でも高い評価を得ている竹工芸の“今”をご紹介します。
*会期中に一部展示替えをします。