小磯良平が描く女性は皆、優雅なドレスや艶やかな着物など様々な衣装を身にまとい、時にはバレリーナや白川女、古代ギリジャ風の女性に扮して、それぞれのおしゃれを楽しんでいます。小磯は、作品の舞台を演出するために自らモデルに着装させるコスチュームを用意し、女性美の魅力を引き出そうとしていました。
本企画では、描かれたコスチュームに注目して、絵画と衣装をテーマとした“ファッションショー”を試みます。また、小磯自身の“おしゃれ”エピソートや、小磯が収集したドレスやチュチュなどの衣装を紹介し、小磯とファッションの関係に光をあてます。
※「絵画のひびき―絵と絵が奏でる音楽―」と同時開催