堺市を中心とする南大阪地域は全国でも有数の敷物の産地です。その流れは江戸時代にはじまった手織りの絨毯である「堺緞通」の生産にさかのぼります。当館では平成29年度に特別展「堺緞通ものがたり」を開催し、江戸時代から現在にいたるまでの堺緞通の歴史を回顧しました。
本展では江戸時代・天保2年(1831)にはじまった堺緞通について、新収蔵資料を中心にあらためてご紹介するほか、機械織りの絨毯やフック緞通(ハンドタフト)、チューブマットなど、堺緞通からさまざまな種類の敷物生産が展開していく過程を追い、堺の敷物産業についてご紹介いたします。
緊急事態措置の延長に基づく対応として、感染拡大を防止するため、
8月23日(月)から 9月30日(木) まで休館します。
ご来館の予定をされていた方には申し訳ありませんが、
ご了承いただけますようお願いいたします。
展示構成
第1章 堺緞通のはじまり―創意工夫とともにー
第2章 時代とともに歩んだ堺緞通―生活に彩りを添えてー
第3章 堺緞通からさまざまな敷物へ―「敷物王国」堺―