艶やかな満開の花々、ため息が出るような美しさ、まばゆいばかりの極彩色。蜷川実花の鮮やかな色彩感覚は、母である蜷川宏子から受け継がれたDNAであることを二人の作品から感じ取ることができます。写真家の枠を超え、映画監督、広告、ファッション、デザインなど、時代の先端を感じ取り、幅広い分野で精力的に活動している蜷川実花。母、蜷川宏子は、日々の生活の中から次々と作品を生み出す、人気のキルト作家として知られています。
実花の華やかで生命力に満ちあふれた写真と、宏子の既成概念にとらわれない自由な発想から生まれるアイデアに満ちたパッチワーク・キルト。異分野でありながら、濃厚な色彩感覚が凝縮された母と娘の作品が融合する二人展をお楽しみいただけます。