今回のスピナッツは、18世紀の英国、産業革命直前の毛織物を特集します。
250年前は工場で作る大量生産ではなく、問屋制家内工業の時代。庶民の着る服も手紡ぎ手織り草木染でした。その頃の1着分の服地の価格がいくらだったのか、現代と比較するのもおもしろいと思います。
今回の特集は「The Pattern Book of 1769」、英国1769年の毛織物の見本帳が古紙回収業者によってすくい上げられました。
その後ケンダルのギルド(スピナー&ウィーバーズ ギルド)のメンバー45人によって、当時の毛織物が復元されました。
その「The Pattern Book of 1769」から、今回スピナッツ誌に当時の染め織紡ぎの技法の紹介をいたします。
著者メッセージ
2022年、コロナ禍3回目の夏。私たちの暮らし方が問われています。
改めて300年前の衣生活を学びたいと思います。