飛鳥・奈良時代からの位による服色の変遷や、平安時代に編纂された法令集『延喜式』の記述に基づき草木染で色彩を再現した反物などを展示し、日本の染織文化を紹介しています。
この中では、11月8日に開催される「立皇嗣(りっこうし)の礼」で秋篠宮さまが着用されると思われる装束の色「黄丹(おうに)」の再現品も紹介しています。
「黄丹」は奈良時代に皇太子の袍の色と定められ、『延喜式』にはクチナシとベニバナで染めるということが記されている色彩です。現在も皇室の儀式の際の装束に受け継がれています。
また、今年寄贈を受けた着物や草木画などの新収蔵品を紹介しています。