「長板中形」は染色技法の一つです。分業が発達した技法で、「糊置き」という精緻な工程に、特に技術が要求されました。松原伸生氏はこの糊置きだけでなく、染色(本藍染)まで一貫して行う長板中形の作り手です。松原氏は1984 年に父の利男氏とともに君津市に移住して工房を構えました。父に師事し、伝統の技術を継承すると共に、新たなデザインや生地も取り入れ、作品を生み出しています。松原氏は日本伝統工芸展等において受賞を重ね、令和5年度の重要無形文化財の保持者(人間国宝)認定を待つ段階です(9 27 現在)。

企画展や講演会を開催し、長板中形の繊細な技術と、君津の自然の中で生み出される松原氏の作品をご紹介いたします。

展示資料

松原伸生氏作品12点(前期・後期の合計)、関連資料約50点、映像記録※の上映

会期:2023年11月21日(火)~2023年12月17日(日)

※会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。

休日 月曜日と11月24日(金曜日)は休館
備考 ※展示替えあり(前・後期で作品入替。後期は12月5日から)
詳細情報 展示の詳細情報を確認する

君津市立久留里城址資料館

住所 〒292-0422
千葉県君津市久留里字内山
入場料無料
開館時間9時から16時30分
休日 月曜日(ただし月曜日が祝日に重なる場合は開館し、翌日休館)・祝日の翌日 ・年末年始
公式サイト https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kyoiku/178.html