「もの」を写すことにとらわれない独自の抽象表現を追求した画家・清川泰次(1919-2000)。1940年代より画家として歩みはじめた清川は、50年代、60年代の二度の渡米を経て、自らのスタイルを確立していきました。

1970年代以降は、白く塗ったカンヴァスとグレーの線などによる画面構成で制作を重ねたのち、アクリル絵具を用いた、明快な色彩と形態での表現へと移行していきます。

いっぽう、1970年代後半から清川が携わったもうひとつの仕事として、暮らしにかかわる製品のデザインが挙げられます。この頃清川は、グラスや皿といった食器をはじめ、カーペット、タペストリー、カーテン生地、ハンカチ、ネクタイなどのテキスタイルデザインも多く手掛けました。

リズミカルに配置されたそれらの線や、複数の色が響き合うような色彩には、同時期の絵画と共通する線と色の構成をみることができます。

本展では、清川の絵画とテキスタイルデザインに着目し、1970年代以降の絵画とテキスタイルを、初公開となるデザイン原画と併せてご紹介します。

会期:2023年04月01日(土)~2023年09月10日(日)

※会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。
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休日 毎週月曜日
※7月17日(月・祝)は開館
※7月18日(火)は休館
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世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー

住所 〒157-0066
東京都世田谷区成城2丁目22−17
入場料■収蔵品展示室観覧料

個人(団体20名以上)
一般 200円 (160円)
高校・大学生 150円(120円)
小学・中学生 100円(80円)
65歳以上及び障害者の方 100円 (80円)


* 世田谷区内在住・在校の小・中学生は土・日・祝休日・夏休み期間中は無料
* 学生証・障害者手帳など、確認できるものをご提示ください。

* 障害者の方のご案内
 障害者で、小・中学生、高校・大学生の方は無料。
 障害者1名につき付添者1名まで無料でご入館になれます。
開館時間10時~18時(入館は17時30分まで)
休日 毎週月曜日(ただし祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)
展示替期間、年末・年始(12月29日から1月3日まで)
公式サイト http://www.kiyokawataiji-annex.jp/