葉脈や透かしほおずきを手縫いで繋ぎ合わせて立体造形やインスタレーションを制作しています。

個展「Atmosphere 脇坂真祈子展」では、
夜から朝に移り変わる時間を表現したインスタレーションと、夕方から夜に移り変わる時間を表現したリバーシブルの3連作をメインに展示します。

夕、夜、朝… そのどれとも断定できない曖昧な “時” の空気感に身を置くと、現実世界から瞬間的に逃避して、その場が自分ひとりの癒しの空間となる時があります。葉脈の透けたレースのようなテクスチャーで、時間を区切る曖昧な幕(膜)を表現します。

素材葉脈、ほおずき、ナイロン糸

技法手縫い

作品販売あり

脇坂真祈子

川島テキスタイルスクールにて染織を学び、在校中より葉脈を縫い合わせた造形作品を制作しています。

透けたレースのような葉脈は儚く見えますが、その脈は生きるエネルギーを運ぶ道です。制作において、一枚一枚個性のある葉の反り具合、硬さ、厚さを見極め、どのように作品に作用させるか決めていきます。近年は葉脈をそのまま使わずハサミで任意の形に切り抜いて用いています。葉を切ることによって線と面のコントラストが生まれ、美しいシルエットや影が現れます。作品からできる影の存在は私の作品にとって重要な要素です。

個展 
2015 erosion(ギャラリーパウゼ 東京)
2013 cell -microcosmos-(ギャラリーパウゼ 東京)
2010 葉脈で作るファイバーアート -弱いもののなかにある強さ-(ギャラリーボンブラ 東京)
1996 chrysalis(ギャラリー代々木 東京)
1995 chrysalis(ギャラリーパウゼ 東京)

受賞
2022 International Mini Textile Competition(Musées d’Angers  Angers,フランス)  Public Prize
2019 International Biennial of Contemporary Textile Art small format (Museo Del  Traje ,スペイン) 第1位
2017 Fantastic Fibers(Yeiser Art Center KY, 米国) 第2位
1999 Textile kultur Haslach LOOK THROUGH transparent plants (Vonwiller building Haslach, オーストリア)特別賞&来場者投票第1位
1998 International Biennial of Miniature Textiles(Szombathely Art Museum Szombathely,ハンガリー)グランプリ

会期:2023年11月12日(日)~2023年11月18日(土)

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、会期や入場条件等が変更になる可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認下さい。

開催時間11時〜18時(最終日は15時まで)
詳細情報 展示の詳細情報を確認する

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アート◯美空間Saga

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兵庫県神戸市中央区下山手通2-13-18 観音寺ビル1F
公式サイト http://www.saga-beauty.com/